理事長のつぶやき NO10
NO9に書いた実習先の病院の医師から「精神保健福祉士のアイデンティティ」を考えるようにといわれました。4週間の実習中は、ずっとそのことが頭にありました。
BIO PSYCHO SOCIAL
BIOは医師、看護師 PSYCHOは心理士 SOCIALは精神保健福祉士が主な役割ではないか。とするならば、どこか生きづらい方が、世の中との接点、社会との折り合いのつけ方を探す手伝いが精神保健福祉士の仕事ではないかと思いました。それから今までその思いは変わっておりません。
私自身がある時期、とても生きづらさを抱えていて、何とか社会との折り合いのつけ方を模索していたのでそのように思ったのでしょうか。18,9歳のころは、受験勉強から逃げるように一生懸命フロイトを読んでおりました。
10代の私に到底理解できそうもないフロイトを背伸びしながら読んでおりました。あるとき、私は愕然としました。私は、見たであろう夢を朝目覚めると全く覚えていないのです。これは衝撃でした。ある晩、眠りにつく前に私は一生懸命祈りました。どうか今日は夢を覚えていますようにと。その夜、私は見たであろう夢を自分で分析して、あぁ、私はこんなこと考えていたんだと妙に腑に落ちて、また眠りにつきました。朝目覚めるとなんと心も体も軽くすっきりと目覚めたことがいまだに不思議な体験として思い出されます。
私は、自分の自意識が重くて、それでいて自分になろうとあがいていました。今では死語となった「自分探し」だったのでしょう。今の若い方に「自分さがし」と聞くとなんかダサいと思われるとおっしゃってました。
今は、スマホの中に答えがあるのでしょうか? 悩む姿を見せずとも一人静かにスマホと対峙する。
ところが、最近相談に見える若い方たちにかつての思春期とも思える迷える子羊? Élan vitalとも思える命の躍動を感じることがあります。そんな時は、懐かしさに思い入れが強くなってしまいます。
ここで相談事業についてご説明をしたいと思います。。
NPO法人メンタルサポート葉山では、葉山町こころの相談室ポートという相談事業を運営しております。
葉山町より委託を受けた一般相談と福祉サービスを利用する際のサービス等利用計画を作成する特定相談です。この一般相談は、もちろん葉山町との委託契約書に業務内容は記載されているのですが、市町村の一般相談事業(委託相談)の定義では、地域住民からの障害者等に関する福祉の関係する相談(基本的には日常生活や社会生活を営むために必要な福祉に関する相談)となっています。しかし、計画相談支援の対象とならない事例等への継続的対応やアウトリーチを含め、住民の相談の入り口として間口を広く対応とされています。
どこまでを一般相談ととらえるのかは、境界が不明でポートではとにかく一歩踏み出されたことを考えるとまずはお聞きしようということにしております。
「話すことは離すこと」
ポートの相談は、カウンセリングと違い治療ではないこと、話をお聞きすることによってご自分が心の中を整理するのをサポートする場所ですとご説明いたします。
ポートは、医療機関ではありませんので病名より生活するうえで必要なことは、どんな生きづらさがあるかということに焦点をあててお聞きします。
